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生まれ故郷愛知県岡崎市をこよなく愛する貧乏学生がどーでもいいことを書き連ねてるどーでもいい読み飛ばしブログです


by nyan-pyoo
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見事なモーメント力

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明日のツーリングの前にやっとこうと思って、ナツミのオイルを換えた

実は昨日やろうとしたんだけど、ドレンボルトの締め付けが固過ぎて(なんでこんな固く締めてんだよ、前回の俺!)開けられず今日に持ち越してた
昨日は17mmのソケット使ってやろうとしてたんだけど上手く力が掛からず、無理にやろうとするとボルトの角がナメちゃいそうだったので、遂に3000円もするラチェットレンチを買ってしまった

まあこいつ一本あれば大抵のバイクのオイル交換はできるだろう…(多分
そう思えば安い買い物かな
そんなわけで早速使ってみたら、なんとも簡単に開いた
やっぱり高級工具は期待を裏切らん


今夜のバイト終わったらすぐ帰宅すぐ就寝!
安全運転で逝ってじゃくて、行ってきます
# by nyan-pyoo | 2009-08-11 16:35

夏旅まとめ

浜松チャリ旅にダチ公2人と行ってきた
当方高1の年始にも行ったことがあるのだけど、そんときとはメンバーが1人違い(ケニチそのまま、はんちゃんがパンツに変わった)道も国1メインから海沿いの道を選んでいったので気分的にはリメイク的な感じだった


6日の朝8時半某りんご前を発つ(本当は8時集合だったけど荷物のセッティングで遅刻)
10時頃ラグーナ周辺通過、細かい雨に降られて先の行程への不安を覚えまくりながらも海岸沿いにぐんぐん東進
11時頃豊橋入り、不意に入ったラーメン屋のランチが絶品、味Aはスルーしてて吉

その後遂に県境突破して静岡入り、チャリが入れない潮見バイパス脇のサブ的な道を下って行くと目の前に遠州灘の水平線!
ここで初めて「旅」を実感、脳内で奥田民生の「さすらい」がエンドロールし始める

遠州灘の海岸は地図で見てもわかるようにずっと直線で180度の大パノラマってやつを堪能できる
普段から荒波っぽくて、例の「東映」を彷彿とさせた
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こんな感じの海岸が果てしなく続いてた

十分黄昏れたあと先へ進んでいくと、同志とおぼしき猛者が寝てらした
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チャリに上手いことくっ付いてた段ボールの宣伝ボードを読む分には、大阪からチャリンコ乗って富士山登って来た帰り道らしい、しかも20歳レゲエ好きときた
やっぱ日本の夏は若さにモノを言わせたどっかおかしい変態達がいろいろやりだす魅惑の季節

彼の無事を祈り、遂に目的地の弁天島のキャンプ場渚園に到着
そしてここで問題発生
多分あるやろとタカをくくってたバンガロー的なのは無し、完全なるテント持ち込みのキャンプ場だった
道理で大人1人400円とかいう価格破壊なわけで


勿論テントなぞ用意してねえから、民宿泊まるか的な雰囲気が出たけど結局電車で浜松市内へ移動、銭湯入って汗を流して飯食った後近くのネカフェで夜を明かすことになった
ぶっちゃけこういうとこで難民するのは初だった

いろんなシステムにも軽くカルチャーショックを受けると共に(当方漫喫なんて滅多に行かんので)対応してくれた店員さんの接客ぶりが神杉て吹いた
明らかに「旅の者」と判断したらしく、ぐっすり寝るならどこそこの席がいいだの何だの、あんだけ懇切丁寧な接客なら一流ホテルでも通用しそうなレベルだった

あとこの店は噂のDMMチャンネルが無料で視聴できた
木枠で仕切られた席にはしっかりとティッシュも常備してあり、さも「ヤれるもんならヤってみろ」と言わんばかりな感じが欲望の心に火をつけてしまった

しかし木枠なんて肩の高さくらいなもんで、中の席の客がナニをやってるかなんて見ようと思えば丸見えなので決行にはかなりの勇気が要った
とりあえず毛布を2枚入手してきて巧みにカモフラージュ、23時半くらいから時間をかけて黙々と作業開始
生まれてこのかた、ここまで周囲を警戒してヤんのも初めてだな~とか感慨に浸りつつも、遂に欲望の白濁液を解き放つことに成功、時計の針は24時半を過ぎていた
多大な安堵のもとカイジを3巻程読んで深い眠りに落ちた
ちなみに穂花の女教師モノを見たのだけど、これはやばかった
将来こんな嫁さんが欲しい


明朝5時半頃退店
浜松駅に戻って駅前のすき家で朝食
弁天島まで戻ってチャリ回収、コインロッカーにデポしといた荷物も回収していざ帰宅への道を走り出した

ってか当初は2泊3日の予定だったけど、初日に豪遊してしまった(といてっもちょい高めの定食頼んだり無駄に自販機で水分補給してた)為、活動資金がいつの間にやら尽き果て経済的にも帰るしかなくなったのであった(帰宅時点で持ち金150円くらい)
今思えばもっと節約して浜松餃子やらうな重食えば良かった

朝8時頃弁天島を発って、途中の遠州灘には9時頃着いた
昨日と違って天気が良かったので人もチラホラいて(でも遊泳禁止なので肌焼いてるだけ)波打ち際まで行くことを無性に駆り立てた
案の定、荒波としぶきを眺めてるとどうにも海に入りたくなりギリギリのラインを確かめつつ微妙に海に入ってみた
引き波がかなり強くて命の危険さえ感じたけど、まあ生きてて良かった
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そして気が済んだあと再スタート
経済的理由で昼飯カットだったけど不思議と腹は減らず、無事15時頃自宅に帰還を果たす
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もう途中から自棄になってた節があるけど、この旅で日焼けがマジでパなくなった
ずっと露出してた腕は勿論のこと、首筋、鼻、ふくらはぎとほぼ全身がヒリヒリ痛過ぎる

明日明後日と土日はリアルに家に引き籠ってフルで静養に充てたく思う
当面太陽の下には出られそうにない、全身にタイガーバーム塗ってゴロゴロしてたい

しかしチャリ旅、結構味を占めたかもしれん
9月にまだ気力があれば西沢歩ばりに伊東温泉目指すのも有りなんじゃねーかな?
# by nyan-pyoo | 2009-08-07 23:50

最近観た映画3本

本能の赴くまま新旧問わずって感じです

・「ガープの世界」82年 米
・「ノウイング」09年 米
・「サマーウォーズ」09年 日本

感想文の大半、ネタがバレちゃってると思うので未見の人が読むときは自己責任でシコヨロです




まず「ガープの世界」
これは確か坂本真綾のラジオか何かで「ラストシーン」がテーマのときにこれが話に挙がって、映画はラストシーンで決まる!ガープの世界のラストシーンはガチ!とか言ってて、それでずっと気になってた
で、先日急に思い立って調べてみたら学校の図書館のビデオライブラリーに運良く入ってた(所謂名作映画がゴロゴロあった)ので、VHSで見ることに相成ったのである(DVDも一応あるらしい)

近頃よく思うのだけど、一般に往年の名作と呼ばれてる映画は今見てもかなり楽しめる
演出の発想とか展開のテンポとか全く今の映画に引けを取っていない(と思う)
伏線の張り方も本当に上手いと思う
ガープ~も正しくソレで見終わった後の、ええもん見たわ~感は結構高かった

のっけからガープ母の、脳死状態で常に勃起状態の兵士を逆レイプして子供作るっのがまず凄まじい
快楽の為のセックスを忌み嫌い、純粋に子供だけが欲しいからといってそんなことすんのってどうなんだよ、と男の立場の自分からしたら何とも哀しくなった

プレイボーイ大学生のマイケルの「息子」が事故で刈り取られちゃう場面でも、段々と視聴者に視覚的ヒントが与えられて、ああやっぱり切断しちゃったんだ…とわかった時の股間のムズムズ感ったらなかった
そういう点でもフェミニズム論争の点でも性についてあれこれ考えさせられた

主人公の特殊な人生を見ていくことで、自分の人生についても深く考えさせる1本であった



「ノウイング」
昨日劇場のレイトショーで見てきた
ぶっちゃけ最初どうでもいいと思ってたけど見てみてびっくり
展開がつっこみどころ満載だったりしたけど、正直かなり面白かった

個人的にジャンル分けさせて貰えば、ダヴィンチコード的な謎解きサスペンス要素にホラーとSFが上手いこと練り合わされた作品

マサチューセッツ工科大学の宇宙物理学者演じるニコラス・ケイジは、息子ケイレブが通う小学校の記念式典で50年前のタイムカプセルから取り出された1枚の紙に綴られた数字の羅列が、過去50年間の災害、事故、事件の発生と犠牲者数を的確に予言していることを突き止める
その紙にはさらに、これから起こる未曾有の大災害も予言されていた…(eiga.com)

まず思ったのは映像の技術が凄え
もうCGとかってレベルじゃない!
現実の生の映像を撮ったんじゃないかってくらいのリアル度で作り込まれてる
飛行機事故のシーンもそうだし、またその直後のニコラスが事故現場で誰かを助けようとしてあたふたするところのカメラワークが尋常じゃない

他では、数字の羅列から法則を読み解こうとしていく過程が超ワクワクした
最終的に残りの謎だった部分の数字が災害が起きたGPSの経度緯度だったことが分かった瞬間、予言の真実味が揺るぎないものになってくのもよく考えられてんな、と

ラストシーン
ニコラスとその息子が俺たちは永遠に一緒だ、とかハンドサイン決めて要所要所でやってたのは正直古臭!とも思ったけど、ラストの別離のシーンでそれが効いてたことを思えば良かったのかもしれない

アメリカのどっかのダウンタウンやら都市部が太陽フレアの放射でぶっ壊されてくのも戦慄というより盛大な地球のリセットみたいな感じだったのがむしろ清清しかった
「これは終わりではない、始まりだ」っつって残された家族4人が抱き合って最期を迎えるのも映画史に残る美しいシーンだと思う

ケイレブとアビーがどっかの惑星に送り込まれて人類やり直すって感じで終わったけど、どことなく手塚治虫の火の鳥っぽかった



最後に「サマーウォーズ」(もう疲れたので文少なめ)
オズの世界観は弩ストライク、流石デジモンの監督って感じだった
非現実のネット世界を如何に現実世界とリンクさせるかって点でよう出来てた
目に見えないけど確かに現実に深く作用している仮想ネット空間「オズ」をメインに正しくひと夏の戦い

無駄に広い畳敷きのある家に本家分家の親戚中が集まって…ってのも新潟の親戚んちを彷彿とさせられて、日本アニメ映画のお手本がまたひとつ増えたように思う

今年は家族はお盆に新潟に帰るって言ってたけど、自分はゼミやらで行けないのが超哀しくなってきた
やっぱ日本の夏は田舎で過ごすのが絶対良い
そう思える映画であった
# by nyan-pyoo | 2009-08-05 18:22

ひぐらしのなく蒲郡

吉野家で昼メシとってからダチ公と某ショッピングモール内のスポーツ用品店を巡り巡って、8月の上旬くらいに計画しているキャンプの為の下調べ的なことをした
個人的に某トップバリューの強風吹いたら一瞬で吹っ飛びそうな3000円のテントより某スポーツオーソリティーの1万円のソレっぽいやつが気に入った
男子たるものテント一張、寝袋1つは我が家に常備しておきたいもんです

某イオンでアイスクリーム食った後、何故かそのままチャリで蒲郡行くかってノリになったけど、南公園まで来た辺でやっぱシンドイんじゃね?もう若干疲労困憊否めんしってことで、あちーから水浴びに行くべ!と進言
すんなりダチ公も同意してくれたのでとりあえずそこで解散、バイクに移動手段をシフトして某幸田町民プールへ

既に6月後半くらいから屋外プールが解き放たれてたらしく、常連っぽい真黒な子供たちがいっぱいいた
子供たちに交じってヲタスライダー流れたり、流れるプールで大人げなく一周競泳したり、疑似浜辺で波にジャバジャバ打たれたりと、子供戻った気分で楽しめた
ただ、子供の頃よりプールがかなりちっちゃく感じたのは否めん
あと浅い
水深がへその下くらいだったのは成長故の哀しさだろうか

遊ぶのに疲れると、愛すべきつるぺた幼女を愛でて鑑賞したり可愛い子を見つけて逐一の行動を優しく見守ってあげたりしながら、結局2時間半くらい遊んだ



そんなこんなでお腹いっぱいんなって、もういいやらマン足ってことでプール出て、さてどうするか?と考えてると無理矢理ポシャらせたはずの蒲郡行きの話題がどこからか沸々と出てきて
遂にダチ公の口から、今日蒲郡で花火大会じゃん!と思い掛けない情報が飛び出した

今思えば昼間チャリで蒲郡行きを推してたのもこの為だったんだろうか
まあバイクならすぐやらと思い、そのまま花火大会へ赴くことになった
途中のコンビニで酒(運転手の自分は勿論ジュース)と肉を買って、ダチ公お勧めの海を見渡せる高台の夜景スポットへ

段々日が暮れて明かりが灯りだす蒲郡の街を肴に酒(自分はジュース)と肉に舌鼓を打つ我ら
こりゃいい場所を教えて貰うた、その時が来たらここの夜景を存分に利用してやろう、と熱い欲望に胸を滾らせていると、そこへ1人のおっさんが近づいてきた
話を聞くにそのおっさんはどうやら教会の人で(そこは教会の駐車場だった)、停めてあった自分のナツミ(愛車)に興味を持ったらしくあれやこれや尋ねられた

クリスチャンのダチ公同士「そういう話」に花が咲いたりして、傍で聞いてる分にゃ中々面白かった(ダチ公はプロテスタント、そこはカトリックだったので意見の衝突とか起きんじゃね?とか思ったけど全然無かった)

19時くらいになって、この高台からだと花火が見られんことが雰囲気的に分かったので竹島まで移動することにした
行ってみると人、人、人でまさに人ゴミ
いつもはデッドスペースだと思っていた蒲郡プリンスホテル前の何にもない原っぱに屋台が立ち並んでて、浴衣のお姉さん(白黒の人ゴミの中、浴衣のお姉さんだけに色が付いて見えるという特殊能力です)がワラワラしちょる
ガチで夏祭りに来たって感じで結構興奮した、テントは張らなかった
ここでもダチ公は屋台の一缶400円のアサヒビールを購入(自分は勿論チェリオのライフガード)、あと夕食前だというのに焼きそばとチョコバナナ、りんご飴を食った

肝心要の花火も思いの外良かった
いつも行く岡崎の花火は川沿いなので、蒲郡の海沿いの花火ってのは初体験
潮の匂い、海面に反射する花火のコラボは夏到来!を煩いほどに主張してるようで、彼女のいない自分はこの先の空虚な夏休みを想像するとやや萎えた
我らが花火を観てた周辺がリア充共ばっかだったのもそのせいだろう
花火見ながらBBQとかリア充の真骨頂だろ

15分に1回程、火花が海に落ちるくらい滅茶苦茶デカイ花火が上がってたりしたのも良かったけど、やはり予報通り曇ってきて花火が雲に隠れるという珍事も起きた
終了間際の21時になってくると雨が降ってきたので、りんご飴を急いで食って帰途に着いた



帰りは地獄だった
市街の渋滞では初めて体験する程の混みようで、バイクで良かった半分後悔半分
良かったのは永遠と続く渋滞を上手いことすり抜けしまくれたこと
ただ、すり抜けするのに多大な神経を消耗した
そのとき自分はTシャツに短パンというバイク乗るにゃラフ過ぎる装備、その上酔っ払ったダチ公を後ろに載せて2ケツで法的にはギリチョンセーフだと思うけど、そんなコンディションですり抜けするのは気が気じゃなかった

花火見てる時に美味そうにビール飲んでたダチ公にちょっとだけ頂戴って言って、お前はダメだ!と厳しくして貰ったのは今思えば非常に有難く思う
シラフじゃなければあの渋滞は生きて生還できなかったろう

兎にも角にも、安全運転、健康第一でこの夏を全うしたい
怪我は勿論、事故死水死は絶対回避!ノーモアヒロシマ、ナガサキ!!
ラブ&ピース!

ひぐらしのなく蒲郡_c0195659_14484.jpgナツミを押してくれてるダチ公
蒲郡渋滞地獄から脱出するのに必死だった
# by nyan-pyoo | 2009-07-26 23:49

拝啓、悪石島厨様。

今日は言わずもがなの「日本陸地で見られる46年ぶりの記念すべき皆既日食デー」だったんだけど、まさにそのとき10時半から12時の間、何故か自分は生真面目に授業に出ていた

サボろうと思えばサボれるし、必修科目でもなければ選択も選択、グリム童話「歌う骨」の要約と感想文を原稿用紙4枚にまとめるとかいうどうでもいい授業だった

「歌う骨」
昔々ある国にずる賢い(cleverというよりwiseの方)兄ちゃんとピュアな弟がいて、何やかんやあって兄の陰謀により弟は死に、弟は骨になって復讐を果たす…
超ざっくり言うとこんな感じの話で、つまり非常にどうでも良すぎる内容の授業だった

希少な天文ショー日食と秤にかけるべくもない、空虚な時間を過ごしてしまった


けれどもささやかな救いというか、帰宅してからニュースや必然に組まれた特番を観て、皆既帯各地の模様がどんなだったか、昼間が暗闇になる異様な雰囲気を感じることはできた
特にインドと中国上海の映像は衝撃的だった
日食の仕組みを知らない古代人が不吉な現象とするのも当然過ぎる異様な暗さには家族揃ってテレビに釘付けになってた

インドでは敬虔深いヒンドゥー教信者が気分悪くなったり死者も出たらしく、映画パッションを観てキリスト信者の死者が出たっていう何時かの事件とダブった
上海も日食中、あまりにも暗くなり過ぎて都市のネオンが灯り始めるのも不気味だった

勿論日本の映像も流れてた
日食グラスの代用に黒いポリ袋かざしたおばちゃんやら、溶接用の面を使ってる人がいて、やっぱり日本は平和な国でした
それと、日本で一番最高の環境を求めて悪石島に行った人々はさぞ盛大に口惜しいのう口惜しいのう…ってとこだろうか
天候の神様がいるとしたら今日は世紀のドSっぷりが会心の炸裂、日食のことなんか忘れて海水浴とかを存分に楽しんできて欲しいと思う





日食についてはまあそんなところで、
あとは最近読んだ本と今日見た映画について

短編小説「ラヴレター」とその映画「Love Letter」
どっちも岩井俊二の作品で、さっき調べたらむしろ映画が先でその後に本が出たらしい(映画1995年、本98年)
何で今更10年も前の作品を見たのかっていうと、近所の図書館で無作為に借りた(といっても高校時代にこの人の映画は何本か見てた)岩井俊二著の「トラッシュバスケット・シアター」というエッセイを読んで、映画「Love Letter」の制作に関してのことがいっぱい書いてあった
そこで原作を読んでから(本当は映画が原作だったけど)、映画を観たい欲望に駆られ、昨日やっと本を読み終えたので今日念願の映画を観た、という次第である

感想
ラブストーリーは基本見ないか、何故か避ける性質だったんだけど概念変えられた
「四月物語」も高校~大学の話だったし、岩井さんは自分の学生時代の思い出っていうものをちゃんと心に持ってる人なんだと思う
もうなんだ、自分は高校から携帯電話持ち出したけどあんなん要らんかったかもしれんって気になった
電波に頼らないでも見えない何かで繋がることが極々自然だった時代に行けるなら行きたい、と見終わった後無いものねだりな心地に浸った

中学校、図書室(のカーテン)、図書貸出カードの名前、っていうキーワードが「耳をすませば」と通じるところがあったり(内容は全然違うけど)、文通による話の展開が好き過ぎる
恋人の故郷が小樽って設定も魅力的で、沖縄じゃなく福岡じゃなく大阪でもなければ東京でもない、お洒落な北海道の街小樽
藤井樹の洋風住宅の部屋もかなりそそった

先に本を読んで自分なりの登場人物のイメージを持ったのが功を奏したのか、映画の中山美穂演じる藤井樹(博子さんは微妙、終盤の元気ですかーで吹いた)に虜になってしまった
今更ながらミポリンのファンですわ(あくまで当時の)
豊川悦司演じる秋葉は今の豊川さん(犬と私の10の約束とかキンチョールのCM)しか知らなかった自分にとって、こんな役柄やってたことに軽く驚いた
あと酒井美紀と柏原崇が中学生役で出てた、演技いいわこいつら
柏原崇が酒井美紀のうちに本を持ってくるところのシーンは自分の中で勝手に殿堂入り決定である

ひとつ頂けなかったのが、これを今見てしまったこと
欲を言えば冬に見るべきだったけど、こればっかりはしょうがないか
# by nyan-pyoo | 2009-07-22 22:35